2011年11月29日火曜日

弁護士の卵に税金から給料!?

最近,後輩がブログを始めたので,それに対抗して,久々に更新します。私の方は真面目路線で。

 本日より,いよいよ新65期修習生の司法修習が開始しました。前回と言っても,だいぶ前ですが,弁護士も就職難であるというお話をしました。しかし,さらに,司法修習生には苦難が訪れているのです。

 新64期までは司法修習生は国から給料をもらっていました。ところが,昨年,裁判所法が改正され,司法修習生に対する給料はなくなり,経済的余裕がない人には国がお金を貸し付ける制度に変わったのです。幸い,新64期司法修習生は,逆転,修習開始直前に猶予措置がとられ,給費制が存続することになり,難を逃れましたが,新65期修習生には奇跡は起きず,貸与制に移行することが確定しました。

 弁護士ではない人たちの感覚からすると,私人である弁護士になるべく研修をしている司法修習生に対し,何故,税金を使って給料を払うのかというのが正直な感想だと思います。これに対し,日弁連は全体をあげて,給費制維持の運動を行ってきました。その理由はいろいろあるのですが,私の中で1番思いが強いのは,弁護士になって人の役に立ちたいと思ってる人に,経済的な理由で,弁護士になることを諦めて欲しくないというものです。実際,貸与制移行が確定したことにより,司法試験に合格したにもかかわらず,修習を断念した人が少なからずいるのです。
 
 私は希望に溢れる若い人たちが大好きです。なので,横浜弁護士会では,司法修習委員,就業問題対策委員,若手育成支援委員等をやっています。後輩たちのためにも,弁護士という職業がいつまでも夢のある職業であって欲しいなと思います。